浴衣と着物の違い

浴衣と着物の大きな違いは、着用する時期やシーンです。浴衣は6月から9月ごろの夏の時期に着用するのに対して、着物は季節を問わず着用することができます。しかし着物の場合には、10月から5月までの間は袷、6月と9月は単衣、7月と8月は薄物となっていますが、現代では大きく時期を外れない限りは気候に合わせて着物の種類を選んでも良いでしょう。 着物と浴衣は、素材も異なります。着物は絹やウール、麻、木綿、ポリエステルなどでできているのに対して、浴衣は木綿や麻、ポリエステルで作られています。 着物を着る際には、下着として肌襦袢や長襦袢を着用しますが、浴衣の場合には浴衣用のスリップを着用するだけでいいので、初心者の方には浴衣のほうが着やすいでしょう。 使用する帯も、着物と浴衣では異なります。着物の場合は半幅帯や袋帯、名古屋帯などを外出先の格にあわせて使い分けますが、浴衣の場合には半幅帯を使用します。 着物と浴衣には、このような違いがあることを知っておくとよいでしょう。